背景 睡眠の質が低下すると、リハビリの予後が不良になる、痛みが強くなる、生活の質が低下するなどの患者の回復を阻害します。 睡眠の質の低下に関連する要因としては、どのようなものがあるでしょうか。 今回、整形外科疾患により入院している患者を対象に、睡眠の質を測定し、関連する要因を調査しました。 睡眠の質に関連する要因を調査...
背景 特発性脊柱側弯症患者に対し、側弯の悪化予防として装具療法が行われます。 装具療法の問題の1つに体幹機能や呼吸機能の低下があります。運動療法を組み合わせることで、体幹機能や呼吸機能を改善できるでしょうか。 今回、青年期の特発性脊柱側弯症患者を対象に、装具療法に加えて運動療法を行った群と装具療法のみを行った群を比較し、体幹機能や呼吸機能を...
背景 肋骨骨折を伴う外傷を負った患者において、自宅退院できない場合もありますが、どのような特徴をもった患者が該当するでしょうか。 今回、肋骨骨折を伴う外傷を負った患者を対象に、自宅退院できなかった人に関連する要因を調査しました。 自宅退院できなかった人に関連する要因を調査 対象は、1箇所以上の肋骨骨折を伴う外傷...
背景 転倒を予測できる指標の1つに、DFRI(Downton Fall Risk Index)があります。 DFRIは、過去の転倒、投薬、感覚障害、精神状態、歩行など11項目から転倒の危険性を評価することができ、 カットオフ値は3点以下といわれています。このDFRIを用いて、脊髄損傷患者の転倒リスクを評価することができるのでしょうか。...
背景 体幹機能訓練は、リハビリで行われることが多い練習の1つです。体幹機能は、バランス能力や転倒への自己効力感と関連があるでしょうか。 今回、65歳以上の骨粗鬆症患者を対象に、体幹筋持久力とバランス能力、転倒への自己効力感が関連するか調査しました。 体幹筋持久力がバランス能力、転倒への自己効力...
背景 車いす生活となった脊髄損傷患者は、社会参加が制限されることで、身体活動量が低下し、生活習慣病となる場合もあります。 社会参加を促進するためにはどのような方法が良いでしょうか。今回、車いす生活となった亜急性期の脊髄損傷患者を対象に、 社会参加への動機づけを促進する面接を行った群と非介入群を比較し、...
背景 筋骨格系の痛みを改善する方法として、運動療法が行われます。運動療法のやり方として個別や集団で行うことがありますが、どちらの方がより改善できるのでしょうか。 今回、過去の論文の結果をまとめて、筋骨格系の痛みに対し運動を個別で行った場合と集団で行った場合を比較し、痛みの改善を検証しました。 ...
背景 緊張型頭痛を引き起こす原因の1つに、心理的社会的ストレスが挙げられます。治療にはカウンセリングや運動療法などがありますが、痛みを改善することができるでしょうか。 今回、9~18歳の緊張型頭痛の女性を対象に、頚部の筋力トレーニングに加えて、カウンセリングを行った群とカウンセリングのみを行った群を比較し、...