背景 人工股関節置換術は、方法として、側方や後方アプローチがあります。 どちらの方かより術後12か月の股関節の状態を改善できるでしょうか。 今回、手術を受ける予定の変形性股関節症患者を対象に、側方アプローチで手術を行った群と後方アプローチで手術を行った群を比較し、術後12か月の股関節の状態を調査しました。 側方アプロー...
背景 股関節骨折後は、日常生活活動能力（ADL：Activities of Daily Living）の低下が、生活の質を低下させることが言われていますが、具体的にどのような因子が関係するでしょうか。 今回、股関節骨折後の患者を対象に、ADL能力、社会参加を測定し、身体的または精神的な生活の質を調査しました。 ADL能力、社会参加を...
背景 不安定型大腿骨転子部骨折に対する手術として、人工関節置換術や骨接合術があります。手術の違いにより、転帰は異なるでしょうか。 今回、過去の論文をまとめ、不安定型大腿骨転子部骨折を対象に、人工関節置換術を行った群と骨接合術を行った群を比較して、 荷重開始までの期間や、死亡率、再手術率、合併症の発症に違いがあるか調査しました。 ...
背景 股関節骨折患者は、手術などの影響により股関節外転筋力が低下することが、知られています。 この筋力低下が、股関節の機能や歩行能力に影響するでしょうか。 今回、術後の股関節骨折患者を対象に、術側と非術側の股関節外転筋力を測定し、筋力が下肢の機能、歩行能力と関連するか調査しました。 術側と非術側の股関節外転筋力を測定し...
背景 周術期の大腿骨骨折患者は、痛みや今後の生活などで不安を抱えている場合があります。具体的には、どのようなことを不安に思っているでしょうか。 今回、大腿骨骨折後で周術期にある患者を対象に、患者が心配している事柄について質問紙を用いて調査しました。 患者が不安を感じている事柄について質問紙を用いて調査 対象は、...
背景 人工股関節全置換術後患者に対するリハビリでは、股関節の屈曲、内転、内旋の運動制限を設定します。 運動制限をなくした場合、どのようなメリットがあるでしょうか。 今回、人工股関節全置換術後患者を対象に、運動制限ありでリハビリを行った群と運動制限なしでリハビリを行った群を比較し、 横向きで臥床、自動車を運転できる、職場復帰まで...
背景 股関節骨折術後の機能回復を妨げる要因として、心理面や術前の身体状況が関連することが言われています。 術前の身体状況として貧血は、機能回復の妨げに関連するでしょうか。 今回、股関節骨折への術後患者における、術後6か月の下肢機能が、術前の貧血の有無と関連するか調査しました。 術後6か月の下肢機能が術前の貧血の有無と関...
背景 人工股関節全置換術後の痛みが強いと、歩行能力や生活の質などを低下させる原因の1つとなります。 術後の痛みに関連する因子には、どのようなものがあるでしょうか。 今回、人工股関節全置換術を受けた患者において、術後4週の痛みに関連する要因を調査しました。 術後4週の痛みは、術前の痛み、術後4週までの痛みの変化、個人要因...