背景 脳卒中患者は、運動麻痺や感覚障害などの原因により活動量が低下することが言われています。入院時と比べて退院後の生活において身体活動量が低下すると考えている療法士も少なくないのでしょうか。身体活動量が低下させないように、社会的資源の活用や家族指導などを行っていると思います。脳卒中患者の退院後の生活において、入院時と比べて身体活...
背景 脳卒中患者に対する、歩行練習として、療法士による介助での歩行やトレッドミルを使うといった方法が検証されています。その中で今回は、トレッドミルを使った方法に着目します。トレッドミルを使った歩行練習は、歩行速度を段階的に変える方法や最大歩行速度で行う方法で歩行能力を改善すると報告しているものがあります。どの方法がより歩行能力を...
背景 外傷性脳損傷において、軽度から中等度の重症度では、確立された治療法はないのが現状です。今回は、CogSMARTという認知トレーニングの効果を検証した論文を紹介します。 就労支援を受けている患者を対象に実施 就労支援を受けている外傷性脳損傷患者50名を、以下の...
背景 パーキンソン病患者の転倒は、その後の寝たきりを増長させてしまう悪因になり得ます。その予防として、短期的なトレーニングなどの効果が検証されていますが、継続的な効果があるかは不明でした。今回の研究では、12ヶ月間の追跡により、バランス・歩行トレーニングの効果を検証しています。 バランス...
背景 パーキンソン病患者に対する長期の運動効果に関するエビデンスは限定的です。今回は、以前に調査されたPRET-PD試験の効果について、まだ調べられていない長期効果を検証しました。 突発性パーキンソン病に対するエクササイズを比較 PRET-PD試...
背景 高強度インターバルトレーニングは、地域高齢者や整形外科疾患患者を対象として、エビデンスとなる論文が発表されています。他方、脳卒中患者とりわけ慢性期の患者ではあまり見られないという理由から、今回の著者らは研究を実施したそうです。 別々の高強度トレーニング3種類を実施 ...
背景 脳卒中患者に対する足関節装具は、固定を目的にしたものだけでなく、歩行を補助する機能が付いているものもあります。この研究は、慢性期の脳卒中患者を対象に、オイルダンパーを使用した足関節装具が歩容に与える影響を調査しました。 慢性期脳卒中患者を対象に検証 この研究...
背景 病院に入院している患者はしばしば不眠を訴えます。不眠が続くと日中に傾眠傾向となり、リハビリテーションの進捗にも大きな影響を及ぼします。不眠の原因は、ストレスや活動量の低下、病院の環境などがありますが、この研究はリハビリテーション病棟における夜間の環境について調査しました。 リハビリテーションユニット...