背景 脳卒中患者に対する足関節装具は、固定を目的にしたものだけでなく、歩行を補助する機能が付いているものもあります。この研究は、慢性期の脳卒中患者を対象に、オイルダンパーを使用した足関節装具が歩容に与える影響を調査しました。 慢性期脳卒中患者を対象に検証 この研究...
背景 筋力測定を正確に測定する場合、ハンドヘルドダイナモメーターや大型の筋力測定機器を用います。しかしながら、病院以外の施設や地域では、使用できない場合もあります。より簡便な測定方法はあるでしょうか。この研究では、健常者を対象に弾性バンドを使用した膝屈曲、伸展の最大筋力評価の妥当性、信頼性を調査しました。 ...
背景 病院に入院している患者はしばしば不眠を訴えます。不眠が続くと日中に傾眠傾向となり、リハビリテーションの進捗にも大きな影響を及ぼします。不眠の原因は、ストレスや活動量の低下、病院の環境などがありますが、この研究はリハビリテーション病棟における夜間の環境について調査しました。 リハビリテーションユニット...
背景 嚥下障害の診断には、反復嚥下テスト、水飲みテスト、聴診、ビデオ嚥下造影などがあり、専門的な医師や言語聴覚士がいなければ判断できません。他に簡便にスクリーニングできる方法はあるでしょうか。この研究では、嚥下障害がある虚弱高齢者を対象に、頭の持ち上げる強さと嚥下障害の重症度、栄養状態が関連するか調査しました。 ...
背景 呼吸器疾患の患者にとって、息切れは日常生活活動や生活の質を低下させます。この研究は、慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease ; COPD)または肺癌の患者における息切れの経験と意味についてインタビュー調査を行いました。 COPD、肺がん患者を対象に...
背景 身体活動は、脳卒中後の身体機能や生活の質を改善します。しかしながら、自宅へ退院した脳卒中患者は身体活動量が下がることが言われており、なかなか自身で運動を行えないことも多いでしょう。脳卒中者や介護者は、身体活動を向上させることにどのような意義があると考えているでしょうか。この研究では、地域在住の脳卒中者と介護者を対象に、身...
背景 下肢切断の原因について、過去には労働事故や交通事故などに伴う外傷性の切断が多かったですが、近年は糖尿病や動脈硬化といった疾患によるものが増加していると言われています。義足患者の体重が増えると、義足が足に合わなくなったり、義足自体に破損が生じるなど、問題が起こります。この研究では、過去5年間に下肢切断し、歩行可能な義足使用者...
背景 車椅子使用者にとって、初めて行く外出先では、ルートがバリアフリーであるか、車椅子でも無理なく通行できるかが懸念事項になりますが、一般的な地図アプリでは最短の道順が表示されるだけであり、事前に知ることは困難です。この研究では、自走車椅子使用者を対象に、車椅子使用者のルーティン設計に沿って、個別に最適化されたルートを採用した...