抄録 有酸素運動は心血管系の病態に対し,運動療法を通して絶大な効果とエビデンスがあると言われている.本稿では,脳卒中後の上肢麻痺に対するエビデンスが確立されたアプローチであるConstraint-induced movement therapyを行う直前に有酸素運動を実施する際に,どのような仮説を立て検討を進めているかについて解説を行う. 有酸素...
抄録 Constraint-induced movement therapy(CI療法)は,脳卒中後の上肢麻痺に対するアプローチとしてTaubらによって開発された方法である.本稿では,神経難病の一つである多発性硬化症に対するCI療法の現状と効果について解説を行う 多発性硬化症に対するConstraint-induced movem...
抄録 脳卒中片麻痺患者に対する上肢麻痺に対するアプローチは,『療法士』だけのものではない.むしろ,近年は,直接介入よりも適切な練習環境の設置等,マネジメントが重要とも考えられている.本稿では,療法士以外によるConstraint-induced movement therapyの現在を解説する リハビリテーションは療法士『だけ』...
抄録 Constraint-induced movement therapy(CI療法)は脳卒中後の上肢麻痺に対するアプローチである.しかしながら,近年は多くの病態に応用されている.本稿では,上肢切断患者の義手の操作能力と使用行動変化のためのCI療法の取り組みについて紹介する. 上肢切断患者の背景 ...
抄録 本コラムでは,脳卒中後の上肢麻痺に対するリハビリテーションの一つとして有名なConstraint-induced movement therapy(CI療法)の効果について,脳卒中発症後急性期といった病期や練習強度が結果に与える影響について論述する. 急性期のConstraint-induced moveme...
抄録 近年,脳卒中後上肢麻痺に対する多くのランダム化比較試験が認められている.ただし,多くの研究が対照群に『通常のアプローチ』を設定しており,アプローチ間の比較検討が不十分な現状がある。本稿では,それらの一助となる異なった介入同士の比較について,解説を行う 脳卒中後の上肢麻痺に対する研究 2000年代初頭...
抄録 感染症の拡大予防や医療費の圧迫,対象者の利便性といった様々な観点から,昨今リモート診療のニーズが高まっている.本稿では,脳卒中後の上肢麻痺に対するConstraint-induced movement therapyを取り巻くリモート関連の研究について紹介する. ...
抄録 近年,作業療法においてはOccupational Based Practiceという概念が台頭している.その中で,「作業療法は対象者の意味のある作業を獲得するための手段」といった考え方が一般的になりつつある.本項では,作業療法におけるConstraint-induced movement therapyの可能性について,解説を行う 作業療...