抄録 本コラムでは,脳卒中後の上肢麻痺に対するリハビリテーションの一つとして有名なConstraint-induced movement therapy(CI療法)の効果について,脳卒中発症後急性期といった病期や練習強度が結果に与える影響について論述する. 急性期のConstraint-induced moveme...
抄録 近年,脳卒中後上肢麻痺に対する多くのランダム化比較試験が認められている.ただし,多くの研究が対照群に『通常のアプローチ』を設定しており,アプローチ間の比較検討が不十分な現状がある。本稿では,それらの一助となる異なった介入同士の比較について,解説を行う 脳卒中後の上肢麻痺に対する研究 2000年代初頭...
抄録 近年,作業療法においてはOccupational Based Practiceという概念が台頭している.その中で,「作業療法は対象者の意味のある作業を獲得するための手段」といった考え方が一般的になりつつある.本項では,作業療法におけるConstraint-induced movement therapyの可能性について,解説を行う 作業療...
抄録 感染症の拡大予防や医療費の圧迫,対象者の利便性といった様々な観点から,昨今リモート診療のニーズが高まっている.本稿では,脳卒中後の上肢麻痺に対するConstraint-induced movement therapyを取り巻くリモート関連の研究について紹介する. ...
検出(情報)バイアス ◇確認すべきポイント: ・評価者のマスク化(盲検化・ブラインド)がなされているか ・マスク化されていない場合は、それが結果に及ぼす影響を評価する 検出バイアスとは? 実行バイアスでは、介入を行う段階で起こりうるバイアスについて説明しました。今回説明する検出バイアスは、ア...